Mrs. GREEN APPLE「天国」の歌の感想

今回はMrs. GREEN APPLE「天国」です。ミセスでは一番好きな曲です(そもそもあんまり知らないんですが……)。歌でなかなか聴きどころが多い美味しい曲だと思います。公式の音源があったので、聞きながら読んでみてください。

1番Aメロ

細いボーカルがユニゾンで入っています。許せない部分は、ニュアンスが低い声で表現されていますね。強いフックになっています。

1番Bメロ

たなびくようなBメロ。綺麗に展開していくようで、グリッチっぽい音など、すでに不穏な感じです。尚、のところいいですね。

1番サビ

ファルセットを多用したサビはミセスの特徴ですが、この曲では綺麗なファルセットではなく、あえてちょっとハスキーな感じの声で歌っています。挙句2オクターブ下?のオクターバーも入っていて、かなりドロドロしています。高い声は痛そう、低い声は呪いそうで、エッジが立っていていいですね。ファルセットに関しては、R&B系の歌い方でこういう歌い方がありますが、それをもっと露骨で激しい内容に転用している感じがします。

2番Aメロ

ここも、声の掠れをかなり強調したミックスになっている気がします。イヤホンで聴くとかなり高音に引っかかれる感じです。

Cメロ

ちょっと輪唱みたいになりつつ、ちょっと歪みのエフェクトも入ってきて、冥界が精神に混ざってくる感じです。

どうすればの部分からは一転して、生声を存分に味わえるミックスで、ビジュアル系か?と思わせるような珍しい激しい歌い方になります。こんな歌い方もできるんですね。忘れないで、のところはコードも相まってかなりスパイシーです。

2番サビ

叫び歪む声がすごくいいです。1番サビよりもかなり激しく、少し引きずるような重さのある譜割りも有効です。リズムやギターはヘビメタみたいですが、全体のバランスはJpopの範疇ですね。

Dメロ

前のサビとは打って変わって平安な境地のようで、異様な転調が繰り返される大好きなパートです。有線で聞いてウケちゃいました。歌い方も、それに応じて穏やかでフラットな歌い方で、ここはあまりエッジが立たない感じですが、歌詞の内容的にも、体が透けてる感じというか、相手の視点と混ざって境界線が溶け合って、個が融けていく感じなので、この歌い方がいいと思います。

最後のピアノだけのパートも転調して上がりつつ着陸するのが、天地わからなくなる感じがあって良いですね。終止しないピアノフレーズまで含めて、最後まで味がする曲です。

大森元貴は歌がうまい?

大森元貴は歌い方をしっかり確立していて、安定感もありますね。当代随一のハイトーンも特徴で、ミックスボイスがとても上手だと思います。それに加えて、この曲では多様な歌い方が表現として適切に使われていて、とてもいいと思いました。こういう意欲的な曲をもっと聞いてみたいです。

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